リチウムイオンバッテリーは空っぽのまま放置するとすぐだめになってしまいます。
また、満充電で保管しても劣化します。
ですので半分くらいで保管がベストとなります。
しかし普通は予備とメインの2つのバッテリーを使用するわけですが、予備はいつも満充電ですよね。その辺どう考えるか難しいところです。
電池が3つ以上あって、必ずしも満タンである必要がなければ、半分くらいで止めておいて、フルで動員しなければいけない場面ではフルにする、という使い方ができればベストかも知れません。
最近のマキタのバッテリーはすべて残量表示が付いていますのでLEDが2つ点灯する状態での保管がベターだと思われます。
しかしインジケーターのLEDがないタイプはどうするか・・。
電圧を測ればだいたい分かるかもしれません。
リチウムイオンは定格3.7v、満充電状態で4.2V、最低ラインが2.8Vということらしいです。
よって、単純計算では以下のような感じが上下になりそうです。
18v電池は
満充電で4.2x5=21v
最低で 2.8x5=14v
14.4vは
満充電で4.2x4=16.8v
最低で 2.8x4=11.2v
ということで実際テスターを繋いでみます。
まず空っぽ状態ですが、
18vバッテリーでスピーカーMR202を使って死ぬまで音楽を流すと最後は停止します。
外した電池はインジケータがつかないレベルだったので速攻30秒ほど充電しました。すると、バッテリーの出力がでて14.4v。
(写真は14.5vですがテスターでは14.4vということでテスターを優先します)
ということでマキタ18vバッテリーが出力ストップする最低ラインが14.4vということになりそうです。
その時のセルの電圧は2.88v(14.4割る5)です
色々なサイトで示されている図を見ると、セル電圧は75%、50%、25%くらいまで放電すると
それぞれ3.8v、3.6v、3.4vくらいと徐々に落ちて最後はストンと落ちる感じに見えますね・・
リチウムイオン電池の特性評価 | Panasonic製リチウムイオン電池
マキタのBL1860Bはインジケーターがあるのでバッテリーの出力端子の電圧を測って、インジケーターのランプと合わせて表にすると以下のような感じになりました。
(インジケーター) | (満タン) | ■■■■ | ■■■ | ■■ | ■ | (最低ライン) |
---|---|---|---|---|---|---|
平均セル電圧 | (4.2) | 3.86以上 | 3.76以上 | 3.54以上 | 2.88以上 | (2.8) |
18vバッテリー電圧(実測) | (21) | 19.3以上 | 18.8以上 | 17.7以上 | 14.4以上 | (14.0) |
14.4vバッテリー電圧(予想) | (16.8) | 15.4以上 | 15.0以上 | 14.1以上 | 11.5以上 | (11.2) |
上記の「セル電圧」は単純に5で割った数字で、14.4vの予想はその数字に4を掛けただけです。
またインジケーターの表示は、実際は出力電圧だけでなく内部のセルそれぞれの充電状態が関係しているかもしれません。
インジケーターのない旧式でバッテリーの充電量を予測するなら電圧計で測れば大体は予測できそうです。
保管は半分くらいが良いので、18vバッテリーは18v 14.4vバッテリーはやはり14.4vであればだいたい中間になるので保管時はその電圧にするという感じで良いのではないでしょうか。
・・・
鉛電池(自動車のバッテリー)は満タンがベスト!暇があれば充電しておこう笑
ニッケル水素も満タンokだったと思う。