住む人の 気持ちになって 建てる家

最近リフォームの依頼が多いです。新築も同時進行ですから毎週のように断って断ってという感じ。
人も減って、さらにリフォーム慣れしていて満足の行く仕事が出来る人が少ないみたいです。


下請けのリフォームでは新築ではあまりない独特の問題がありますよね。
営業はこう出来ると考えるが、こちらの判断で行くとそれが無理な場合がある。設計もこう出来ると思うが無理なやつも有る。
そんなそれぞれの思いを総合して、現場監督は両方の意見を考えて現場判断。そしてそれを大工さんとして具現化する。

そして最終的に出来たモノに対してお客さんが納得して喜んでもらえるかが一番大事ですが、それぞれ全員がお客さんの立場になって考えないと良いものはできない。


むかし、和室の柱に巻いてあった養生の紙に「住む人の 気持ちになって 建てる家」という言葉が書いてありましたが、一体それは具体的に何をすることなのか、どういう気持ちなのか?
私なりに答えを持っているつもりですが、みなさまはこの言葉をどう解釈されますか?


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リフォームをやる人が少ないのは、単純にやりたくないという人も多いと思います。てか、それが大きいかも。同じ値段だったら絶対やらないですよね。汚いし、面倒くさいし、危ないし、道具も痛むし、毎回全部の道具を総動員しないといけないし・・。おまけに残業はできないので結構休む暇もない。住んでいる家は掃除は住んでいるレベルでしないといけないし、傷対策も大変だし。同じような仕事内容でも新築の2-3倍の時間がかかるので段取りも読みにくい。
よって手間受けのリフォームは日当ベースでも新築の1.5-2倍くらいもらわないとやるだけ損になってしまいます。みんなもリフォームは3倍くらい見積もり・請求しましょう😊


つづく