階段リフォーム。


階段の上に板を貼っていくスタイル。親板、段板、蹴込、蹴込の裏、段鼻とパーツが細かい・・考えただけでも面倒くさそう。まー、普通に考えてプレカット階段だから全部同じ形になるはずですが、廻りから鉄砲の切り替える部分などはやはり無理に納めた感があって、全部原寸を採ったほうが早いですね。

廻りの親板は適当な段ボールで型紙を作って合わせました。



まっすぐ部分は9寸角くらいにカットした2.5ミリベニヤを用意し、親板上に仮固定した垂木に固定して原寸の型として使用。
4段目と5段目の間の蹴込が無理してますね~



↑部材長が3000ほどあって8段分くらい加工できます。バキっと割れそうですが案外丈夫。長さは足りないので途中でジョイントします。段鼻位置で立水でジョイント。

親板が完成したら、取り付け前に、段板、蹴込、段鼻のプラスチック部材をプレカットしていきます。段板6mm厚。蹴込と親板は3mm厚


説明書を見ると「蹴込を先に入れて段板を突きつける」(蹴込勝ち)と書いてありましたが、普通に考えて段板勝ちのほうが見栄えが良い。(段板を先にいれると蹴込を4方突き付けにしなければならないイメージですが、段鼻の部材があるので実際は3方突き付けです。)

全部カットしたら親板をボンドで付けて納め、その後事前にカットした段板、蹴込をペタペタと貼っていく。


段鼻はコの字のプラスチック部材がつきますが、その上にスベラーズ的なものを貼り付けます。なので段板とのスキマは4ミリ程許容できます。最後に親板の天端に木口テープ(のりなし)を速乾で貼り付けて完成です。木口テープの幅が40ほどありますが親板の厚さに落とす必要がありますが、コレも面倒。テープを裏返しに親板に乗せて、カドッ子を使って落としました。

あと最上段は6ミリ高くなってしまいます。2階の床に6ミリ以上の床を貼らなければ危険な階段になる。今回は二階床はそのままなので現場判断で、上がりきりの框を6ミリさくって段鼻部材を埋め込みました。
とにかくもとの下地が悪いし、階段もどうやったらこんな付け方になる?という部分もあったのでなかなか苦労。のんびりやって、丸二日ですかね~。
単純に押入れのベニヤ貼りの難しいバージョン、って感じの簡単な仕事ですが面倒。
別にあっと驚くような情報でもないので。


あと、同色のコーキングが入っていましたがそんなスキマ開かんでしょ・・と言いつつ若干隙いたところもある笑


タンパン貼りにはコレ。
カドッ子
家具製作では必須。
ただし表面からやると、手持ちのヤツは面がついて白くなるので、今回は表面使用はせず、です。
角型というのを使えば良いのだと思います。
(と思ったら手持ちは角型だった・・。)
改良型を使わないといけないようだ・・。