とりあえず年末。

水、木、金の3日間、お世話になってる大工さんのところに応援行って来ました。
在来。枠つけ、棚付け、巾木などやってきました。・・で、ハンマーを持って帰るの忘れました。


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で、本日は、自分の現場で下地入れなどしたので、それについて書いてみます・・ツーバイ経験者のひとしかわからんかも。


正月開けにすぐ断熱入れをしてくださる(面倒なので断熱材入れは外注です)ので、それまでに外部に面する下地を全部入れ、壁の出入りを調整します。

  • スタッド直し

断熱材は裸なので、スタッド(柱)間に断熱材を入れた後、気密シートを壁全面張るので、もしスタッドが内側に曲がって出ていたら、シートめくって断熱を押し込んで柱を鉋かけ、断熱を戻してシートを戻す、というムダが出るので、今のうちに全部やっちゃいます。そして、ツーバイのスタッドは曲がってる奴はけっこう曲がっています・・。


ちなみに、いまやっているの会社のは外部スタッドが204(*)と206の2タイプありまして、206のタイプですと曲がったスタッドは基本的にずっと曲がったままですが、204のタイプですと、外部がサイジング仕上げの場合に、サイジングを貼るとスタッドがある程度まっすぐになります。これは在来でもサイジング仕上げの時、サイジングを貼ったら間柱の通りが良くなるのと同じです。
(*ツーバイでは材の大きさを、2x4なら204、2x6なら206と表記します。89角の材は404、38角なら202です。103ワンバイスリーてのもある。一応・・)
今回は204なので、最終的にボードを貼る直前にもう一度軽く確認してからボードを貼ることになります・・。


内部柱も同様曲がったやつをチェックし、ダメな奴は外して入れ替え。 掛矢でどつけば外れます。その後釘を曲げて新しい柱を押し込んでビス止め。3本、4本合わせは構造上どうしても寸法的に膨れやすいので削る事が多い。


窓まわりはパネル組の精度がいくらよくても、複数の材料の組み合わせなので、まぐさ受けとまぐさの段違い、まぐさ受けと下クリップルとの段違いが大体激しい。窓台も上から打ってあるので割れて膨れてるので削っとく。

窓まわりにでかいケーシングを打つ場合、窓まわりのボードの精度が悪いとケーシングの留めが汚くなるので削ったほうが後々楽。
今回はケーシングではなくて、下だけ窓枠、ヨコと上はコンパネを回してクロス巻きのパターン。ボードとのチリのズレが出ると嫌だから、結局、同じ程度精度を出しときたいので削っとく・・。パッキンを入れてコンパネを固定するので、ボードを貼る前にコンパネを回しますので、ボード貼ったら1〜2ミリのチリが出るようにしておく。サッシの下端に1ミリ厚の防水シートがあるので上下でチリが変わるので、チリは多めにとっておきます。凹んでるより出てるほうがクロスやさん的には楽なので。




因みに、工程的に、「ボードを貼って床を貼った後に」窓枠などの材をいれるので、ボードを貼るときは窓枠はない。
窓の上3方のコンパネ枠(クロス下地)をつけてからボードをはって、最後に下の窓枠を入れると言う、普通に考えたら非常識な順番ですが、しょうがないです。このあたり普通なやり方・考え方ではできませんネ。




  • 階段下地、階段手すり下地。

階段も全部ボードを張った後にとりつけなので、階段の親板受けと、手摺の下地まで全部入れときます。


廻りも親板のあるタイプですので、入隅のスタッドにもう一本スタッドを追加。手すり下地は段鼻+850上端仕上げなので、階段位置出して+850。 そこらに転がってる208でも入れとく。


4段上がって6段回って5段上がる全15段。廻りの後ろ1面が外部。



以上来年1月8日のボード搬入までこの現場はおやすみ。




積み上げた断熱材が煮崩れして断熱屋さんの電気ストーブを直撃し破壊されました、すまん。
写真撮ってくるの忘れた。あしたまた現場に道具をおいてくるので、見たいという奇特な方がいらっしゃるなら撮ってきてupします〜