マルボー手摺の仮付

大抵の場合、マルボーはクロス前に仮付けすると思います。
階段付けた後に下地が出来る場合は下地の位置をミスることはないので仮付けしなくても大丈夫かもしれませんが、位置決め等を考えるとその場合でも気分的にも仕事的にもらくかなー・・
いつもやってる物件はボード先行なのでちゃんと計算したつもりでも、そこはやはり人間なので、2年に1回くらい事故があります(笑)なので(*´∀`)
先付けのデメリットはビスがクロス屋さんの邪魔になる程度かと思いますが、ビスの残す位置などをクロス屋さんの身になってある程度考えればokだと思います(ジョイント、ケーシング廻り等を避ける)



今更、と言われるような内容じゃつまらないので、このブログの特徴であるスピード第一という視点で箇条書きでまとめてみました(笑)

  • 仮付け時は付属ビスは使わず51コーススレッドを使う。
  • 穴は3つ有るうち下のひとつだけ使う。
  • マルボーは大体カットしたらさっさと付けて、ジョイント位置等を合わせて「現場」でカット(壁につけたまま定規+充電丸使用)
  • クロス前に残すビスはなるべく少なくする。エンドとブラケットが付くなら、一方を決めれば他方が決まるので、どちらかだけにビスを残す。
  • ボードのジョイント付近はパテの邪魔になるのでビスを残さない。
  • ケーシング付近も地ベラが通るのでビスが邪魔になる。
  • ビス頭は8ミリ程度出しで。(5以上10未満くらい?クロスに穴を開けやすい長さ)


補足
現場カットは人によっては抵抗があるかも。養生と清掃が要ですね・・


金具は3本ビスを打つ仕様になってますが、全部のビスを仮付けして、はずしたあと、またボードに全部打つ方がほとんどではないかと思います(私も昔そうでした)が1本で。付属ビスはハコに入れて保管し、本付けで全部打つ。クロス屋さんも喜びます。


最近は仮付けでは付属ビスは使わずに51コースを使いますが、そうするのは、付属ビスは舐めるし刺さりにくいし危険だしイライラするし時間が掛かるからで、これだけでも結構差がでます。あと、クロスの糊が詰まるので、残すのは本番ビスじゃなく51コースで。クロス後抜いて捨てればok。ただ、ブラケットの形状によっては、頭のでかいビスだとクロスの穴が恥をかきますので、その場合は付属ビスを使うなど臨機応変に。



ラップを使うと、養生や残材整理などの仕事の方法の幅が広がります







では最後にクイズです。
この写真の手すりで、私はクロス前の仮付けビスを全部で何本残したでしょう?!



 



写真











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上がりきり部分。出隅も避ける。



ps
h168様のところで話題になっていたので刺激を受けて書いてみました。いつもありがとうございます


それからそれから、マルボーの高さは色々仕様があると想いますが、万人向けの高さは以前、建築知識という本で特集があり、複数人が昇り降りを行ないアンケート調査してまとめた結果、83センチがベストとという記事がありました。この物件では850mmが標準仕様で写真も850mmとなっています。水平部分を設けるのがベターですが、スペースがない場合が多いです。