漬け込みタイプの撥水剤は必ず熱処理を。MUST!

漬け込みタイプの撥水剤は、店頭では圧倒的にニクワックスが多いですが、ニクワックスは匂いがきつい・・。なのでリバイベックスを使用しています。
見た感じ、成分も似たようなものだと思いますし、施工法も似たようなものだと思います。


で、施工法について、最も重要な手順がありまして、それがタイトルに記載した「熱処理」です。


説明書にも、漬け込み・すすがずに脱水した後、乾燥機で60分ほど回せと書いてありますが、そうすることで、水分が乾くと同時に繊維表面のパラフィンのような撥水性分が溶けて繊維に定着します。
熱処理をしないと白いムラが衣服の表面にできますが、熱を加えるとなくなります。
逆に、白いムラができた状態ですと、施工は完了していないということになりますので、もっと熱を加えてください。
あて布をしてアイロンを当てるという方法もあります。
ドライヤーで熱を加えようとしても、熱が足りないと思いますので乾燥機かアイロンがよろしいかと。





写真左のスプレー式の場合も中身は同じなので、スプレーしたあとは「必ず」熱処理を行わなければなりません。
スプレーしてそのまま乾かしても、全く撥水しないばかりか、逆に水が染み込みやすくなっています。
熱処理する時間がない場合は通常のフッソ系の撥水スプレーでも使いましょう。


 

ボードウエア以外にも、普段着のコートなどでも使用できます。
スプレー式をスプレーして濡らしたあと、あて布をしてアイロンをかけるとかなり強力な撥水効果が得られますのでやってみてください。


製品レビューなどで、「この手の製品を使ったが全く効果なしだった」、というものをたまにみますが、おそらく熱処理をしていないと思われます・・


 


ゴアテックスなんかだったらそもそもいちいち撥水しなくてもいいんだけどねぇ