純正改造ダンパーver2

しばらく前から、足を純正に戻していますが、やはり減衰力不足でポンポン跳ねる動作が気持ち悪いです。
ほんの少しの減衰不足の時の動き、若干バネ勝ち、なのですこし固めにしてやれば改善できそうです。
部屋にG10を詰めたダンパーが転がっていますが、G10のオイルを理想の固さに合わせていくのは時間がかかるので、今回は「純正オイルをそのままに、硬めオイル注入」という作戦を実行しました。

 

今回使用したダンパーは現車ステップRK5新車購入時に付いていた部品で5000kmほど走行後取り外してあり、去年末には1巻カットバネと組み合わせてひと月ほど使用したものです。純正オイル量のダンパーに強烈ダウンサスを組んだためか、オイルが上から漏れてしまっていたものです。
手元にあるダンパーは純正3つとモデューロ1つです。1つはバルブ取り付けされていてG10が詰まっているもの。もう一つは無加工で装着しているもの。最後の一つが今回の無加工のダンパーです。


で、今回は少し改良を加えました。
前回との違いはバルブが横向きになっている点です。つまり進行方向に向いている。なのでタイヤを外さずにオイル抜き差し、エア入れなどを行えます。

コレがすごい楽!ささっとオイルを出し入れできる


改造の順序は前回と同じで、ダンパー側面に7ミリ鉄工キリで穴あけし、オイルを抜かずにそのままタップでタッピングし、その後オイルを抜き取り、エアバルブをボンドを使用して取り付け、オイルを戻す、という手順で行いました。
ネオジム磁石をドリルやタップにつけて削りかすを回収しますが、若干量のカスがダンパーに入ってしまいます。なので、切削加工をすべて済ましたあとにオイルを抜くことで鉄を排出することができます。抜いたオイルはコーヒーフィルターでろ過してまたダンパーに戻します


で、装着後、純正オイルを戻しただけの全くノーマルな足で試運転したら、今までつけていたノーマル足より明らかにヘタっているのがわかったので、速攻ヤマハのG15オイルを1.5ml注入したところ大体新品ノーマルくらいの固さになりました。面白く無いので更に1.5ml程G15を注入すると減衰力が強くなりすぎで、ガツガツ来てしまいました。ガツガツと言ってもガマンできるレベルですが、少し気になるので、今度はG5を0.5程注入して戻しましたら、あーれま素晴らしく快適。ノーマル新品の「減衰不足で常にひょこひょこ、ふくらはぎプルプル(笑)」がすっかり収まってベストな感じになってくれました。
高速度での走行でもフラフラもなく、ガツガツもない自分的にはとても満足な足になってくれましたので、今回の改造は成功だと思います。車高がノーマルでストロークもたっぷりあるし、まあカッコは悪いけど言うことなし。コレで週末の愛知までは快適な旅ができそうです。


あとは足を外したついでにボディーのアッパーマウントが接触する部分の防錆塗装と、インナーフェンダーを剥がしてその樹脂パーツ裏にレジェトレックスを貼って、エプトシラも貼っておきました。かなりフロントタイヤの室内へのノイズ侵入が減ってくれましたので、フロントのロードノイズが気になる方はインナーフェンダー近辺の加工をおすすめいたします。



さび・・。